理念

ソクラテスの煙草では、「観賞」、「生体研究素材」、「遺伝資源の保護」、「JTによる煙草産業独占に反対する意思の表明の手段としての栽培」のためのタバコの種子を販売しております。

現在の日本の法律では、JT以外の個人や業者が製造たばこを製造することは禁じられていますが、タバコという植物の栽培に関しては何の規制もありません。つまり、製造たばこを製造することさえしなければ、許可なく誰もが自由にタバコを育て、観賞することが出来るのです。

今から30年前、専売公社の廃止に伴いJTが発足したわけですが、民営化などといいながら、実際はJT一社による製造独占が存続しています。この制度の本質は、JTによる葉タバコ全量買い取りを通したタバコ農家保護政策ですが、当時は約8万戸あったタバコ農家は、いまや全国に8000千戸ほどしかなく、その数は今も急速に減少しています。

一方で、日本のたばこの輸入超過は2015年度には4000億円を超えました。日本で生産された原料葉を使用したたばこ製品は、もはや消えかかっているのです。

ソクラテスの煙草としては、JTの製造独占だけが存続し、国産原料を使ったたばこが消滅するような状況は何としてでも阻止したいと考えております。そのために、「JTによる独占の廃止・新規参入の自由化」と「個人による自家製造の解禁」を目指して、タバコの種子を供給を続けてまいります。我々のようなアマチュアの葉タバコ栽培愛好家が声を上げていくことで、上記の目的が達成される可能性は一段と高まるはずです。地ビール解禁時のようなダイナミックな政策変更を実現するためには、われわれの抗議の声が必要です。

そもそも、個人で自家栽培したものを個人で消費するというシンプルな行為が法律によって禁止されている状況は違憲ではないのか?自家製造・自家消費は人間の普遍的な権利ではないのか?という疑念がこの活動の原点ではありますが、「悪法もまた法なり」、人々の合意によって作られた現行法を犯すことは、社会に対する裏切りであり、断じて許されることではありません。ですから、「タバコを育てて吸ってみよう」などとお考えの方には、申し訳ありませんが当店の種子の販売は致しません。悪法があると思うなら、正しい手続きに沿ってそれを改正することこそが正しいやり方であると考えるからです。

ソクラテスの煙草から放たれた種子が、たばこの独占という悪しき現行制度を改正するための議論の種となることを願っています。

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