タバコの遺伝子を守り、伝える

ソクラテスの煙草がタバコの種子を販売している目的の一つは、「タバコという植物の遺伝子を守り、後世に受け継ぐ」ということです。

タバコは数千年という長い年月をかけて人類とともに進化してきた植物です。日本でも、栽培が始まった1600年ごろから明治時代までの約250年の間に、地域ごとに特色のある品種が数多く作出されてきました。

しかしその遺伝子は、現在の禁煙ムーブメント、大企業による寡占、公的独占、遺伝子組み換え化によって急速に多様性を失っています。

企業が効率化を求めるのは仕方がありませんから、品種が均一になっていくのは当然のことです。

だからこそ、我々のような一般の市民が、多様性を持った遺伝資源を守り続けなければならないと思うのです。

幸か不幸か、今の日本ではたばこを自作することが法律で禁止されていますから、品種の収量や味にはこだわる必要がありません。なので、葉の形や花の色など、産業としてやっていたのでは淘汰されてしまうようなベクトルに全精力を注いで品種を守り継いで行くことができます。

店主の私も“悪法もまた法なり”の精神でやっていますから、どの品種がどんな喫味なのかということはテストしていません。だからもしかしたら、とんでもなくまずい品種が当店のラインナップに入っているかもしれません。それでも、その品種がとてつもなく貴重な耐病性遺伝子を持っている可能性がないとも言い切れません。しかし、今のたばこ産業界で行われているような、生産性と味だけにフォーカスした品種改良だけを行っていたのでは、そうした貴重な遺伝子が知らず知らずのうちに失われてしまう可能性があるのです。

もちろん、JTなどの大企業は遺伝子のプロ集団ですから、遺伝子源の保存はしっかりと行っているでしょう。

でも、彼らの遺伝子保管庫が何らかの災害やテロなどで失われてしまったらどうでしょう。

私たちは永遠にたばこを吸えなくなるかもしれません。

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、これから訪れるであろう気候変動や重大災害などに備えて、地域ごとに特色のある品種を作り、守っていくというのはタバコに限らずどんな作物でも重要なことです。そしてそれは、数社の大企業に任せておくには荷が重すぎる仕事です。

ならば、我々のような植物愛好家が、その重大な仕事を引き受けようではありませんか!

あなたが育てるそのタバコが未来の愛煙家たちの危機を救う可能性を秘めているということは知っておいてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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